このWebサイト上の、Satoshi Wackyの著作物は「Creative Commons-表示2.1日本」で配信しています

Webでしばらく食べてきたので、写真とWebの関わり方について、考えてみました。

写真家を目指す者としての配信のあり方

角川歴彦著「クラウド時代と〈クール革命〉」で述べられているコンテンツのオプト・イン解放と知の循環に賛同します(2010/5/27変更)。

「オプト・イン」とは、現在、個人情報保護法(および特電法・特商法)をもとにガイドライン化されている、「個人情報を収集・利用する前に、予め本人に同意を得る」習わしのこと。

私は、個人情報の取り扱いについてオプト・イン方式に反対しているわけではありません。個人情報の乱用が私生活に支障をきたしてきたのは事実であり、迷惑メールなどを防止するために必要な対策のひとつです。

ここで私が申し上げる「オプト・イン」の範囲は「Web上のコンテンツに対して」です。

つまり、Web上のコンテンツ著作権に配慮するあまり、積極的な写真コンテンツ流通を阻害しているわけで、写真家の収益源として有効であるプリントといった出版ビジネスにむしろ悪影響である、と考えたからです。

逆に言ったほうがわかりやすいかもしれません。積極的にWeb上で写真コンテンツを流通させることで、写真家の映像そのものがいわば名刺(サイン/アイコン)となり、その写真家のブランド向上に繋がると考えます。

(自分の写真にアイデンティティを感じられなければ、この考えは成り立ちませんが。)

また、複製、転載禁止とうたったところで、世界中のサーバにすでにWebサイトはキャッシュされていますし・・・。

そこで、私の写真家としてのブランド力は無いに等しいですので(笑)、このWebサイト上の著作物は下記の方針とします。

このサイトの著作物について(ccで最もゆるいレベルです @ 2010/8/21)

  • 著作物は、Creative Commons 表示 2.1 日本 License. (下記※参照)として配信します。
  • このWebサイト上(http://tokyo.mononoaware.jp 配下のコンテンツ上)の写真・文書は、商用利用OK、ご自由に転載・複製・改変・流布等行っていただいて構いません。というよりむしろ、積極的に行っていただきたいです。ただし「原作者クレジットの表記」が必要です。
  • 原作者のクレジット:氏名「Satoshi Wacky」、作品タイトル「東京モノノアハレ」、リンクまたはURL表記「http://tokyo.mononoaware.jp

※ Web上での著作物の決め方「クリエイティブ・コモンズ(CC)」について

Creatice Commons(CC)とは、合理的な著作物利用の拡大のため取り決めを行っているWeb標準のプロジェクトです。

中立的な内容説明としては、Wikipedia「クリエイティブ・コモンズ」をご覧いただくのがよいと思います。

creative commons JAPAN 「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは」 から引用

インターネット時代のための新しい著作権ルールの普及を目指し、様々な作品の作者が自ら「この条件を守れば私の作品を自由に使って良いですよ」という意思表示をするためのツールです。CCライセンスを利用することで、作者は著作権を保持したまま作品を自由に流通させることができ、受け手はライセンス条件の範囲内で再配布やリミックスなどをすることができます。

「コモンズ証」なんていう、(cc)の種類によるバナーとページも用意されています。(cc)が普及してバナーを見慣れれていけば、著作権主張レベルかすぐにわかるようになるのでしょうけど。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
東京モノノアハレ by Satoshi Wacky is licensed under a Creative Commons 表示 2.1 日本 License.