SIGN – 足下の幽玄 (2011)

CP+御苗場2011 ポートフォリオ出展作品

「SIGN – 足下の幽玄」

 日本の先人たちは、足下の自然の中に宇宙の形象を察し、切り取り、清寂の中に綴じ込めてきた。

「これ以上削ることができぬまで無駄を削ぎ落とし、何もない無垢の境地に佇む一縷の存在に本質を見出す。」

 囚われの身となり穢れていた心身を清め、純粋無垢な自然と一体化することで、いにしえの祖先が感じてきたような宇宙の声を聞こうと試みた。