2015/03/31

正体

期末最後、ようやく流れが見えてきた。

3.11以降、不満に口を塞ぎ大局に身を寄せてきた社会心理に対し、弱者より世界情勢を見越した大局を優先し着々と手を打つ現政府。
抑圧されてきた左派マスコミや人々が意を決したように、ふつふつと正義感に似た政府への不満が沸き起こってきている。期の変わり目の時節もあり。

マイノリティがゆえの、マジョリティに流れていく不満が沸く。
小さな個に目をつぶって大きな流れや経済を優先する行政や企業に対し、正義感からくる不満が沸く。
こうした正義感がないなんて、なんて無責任なやつらだと激しく思う。

…という考えが沸き起こる心は、本当に自由で何にも囚われてない発想なのだろうか、社会・共産系が当たり前の教師に育てられたがゆえの、半強制的な正義感ではないか?という迷いが起きる。

「何を言ってるんだ、自然や弱者は例外なく優先なんだ」
「いや、新幹線や道路など基盤整備によって新しい内需創出も必要だ」

 

ところで、坂本龍馬は社会にどう貢献した人物か?

個人ながら、長らく強大だった徳川幕府をぶっ壊す起点となった坂本龍馬。
彼は世襲ではなく実力のあるものが正当に評価される社会を目指した民主的なヒーロー…とされる一方、強力な欧米諸外国に屈するのが目に見えていた日本に対し、最新の軍備を備え世界情勢に見あった新政府樹立を目論んだ。
実際のところは、町の小さな多数の商店を直接救うことより、世界と闘える大企業が産まれていくことを志向していたはずだ。
これは、実は現総理の志向に近いのではないだろうか?

 

小乗でいいのか?大乗を優先するのは悪なのか?

総理の支持率は、今は大乗を優先する社会心理に比例しているように思う。
若者の右傾化、なんて言葉は安っぽい批判だ。

もっと、あるべき姿を、社会は志向している。